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セブの夏休みを利用して幼稚園のサマークラスを体験してみるその2ーThe Abba’s Orchard a maria montessori school

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セブの夏休みを利用して幼稚園のサマークラスを体験してみるその2ーThe Abba’s Orchard a maria montessori school

セブの長い長い夏休み。

先日は選挙による3連休と、ベビーシッターのマイマイが投票するためにネグロス島へ帰省してしまい、グロッキーな日々を送っていましたが、新しい幼稚園のサマークラス(今回はトライアル3日間のみ)も始まりなんとか持ち直しました。

 

今回はThe Abba’s Orchard a maria montessori schoolという幼稚園をご紹介します。

Children’s Paradise Montessori School の記事はこちら

こちらも前回に引き続きモンテッソーリ系の幼稚園です。

 

 

幼稚園での1日の様子

かわいい!大人用のドアの中に子ども用のドアがついてる!
こんなドアだったら毎日くぐりたくなりますね。
優磨は気にせず中へすたすた入って行きますが。。。

サマークラスも通常時間の授業と同じ8:00~11:00の3時間。集合時間の8:00にくらいになると、1人またひとりと教室の中へ入っていきます。時間に関しては幼稚園もおっとりで、時間通りに来ているのはほんの一部の子どもだけだったりします。

 

教室の側面が窓になっていて中の様子がよくわかる。

 

ひとりひとり、自分の気になったものを手に取って遊んでいるようです。

不思議なことに、うちの優磨はお友達と遊ぶのが大好きなのに、モンテッソーリ系の幼稚園に入ると静かにもくもくと遊びます。普段はお友達といるときも私といるときも落ち着きが無いほうなので、こうやって静かに集中する時間を作れるのは彼にとってともていいことなんじゃないかと思っています。

ちなみに今日は塗り絵をしているようです。

通常の学期になると、毎週金曜日には子どもたちが家で何かを作ってきてそれを販売するようなこともやっているそうです。自分で物を作り、販売してお金をもらう経験を小さいうちからするのってすごく良い経験ですよね!

みんなで歌を歌ったり、本を読んだりする時間もあるようですが、外遊びの時間はありません。そのため、外で遊ばせたいのであれば、クラスの前後にお庭で遊ばせてね~という感じです。

いつか屋根がつくらしいお庭。いつになるかは誰も知らない。日中遊ぶにはちょっと熱いかなー。 子どもたちは気にしないけれど、ママたちはちょっとはらはら。

 

時間になると、またあの小さいドアから子どもたちが飛び出してきます。

これからが本番!とばかりに、優磨は女の子の手を引いてお庭へ一目散に移動していきました(^^)

 

 

Abba’s Orchard Montessori School

基本情報

入口はこんな感じ。中にガードマンがいて、生徒さんや職員であることを確認してから中に通してくれます。

住所:No 32 Pres Magsaysay, Kasambagan Cebu City
電話番号:(+63)32 232 9618
Email:cebu@theabbasorchard.com
公式HP:https://www.theabbasorchard.com/
教育方針:モンテッソーリ

幼稚園、小学校が同じ敷地内にあります。
幼稚園は1か月から入学可能。小学校は短期の受け入れは基本難しい。

サマークラス情報(2018年)

期間ー5月14日~6月15日と6月18日~7月20日
時間ー8:00~11:00
費用ー6,500ペソ(15,000円弱)

通常クラスの情報(2018年度)

新学期開始日:2018年8月1日
時間:8:00-11:00※年長さんの年は午後まで
預かり保育希望の場合は年長さんクラスと一緒に午後まで過ごすことができる。

費用:約100,000ペソ/年間(年齢によって少しずつ違う)
入学は随時受け付けています。

 

Montessori 教育とは

◆モンテッソーリ教育誕生の経緯
モンテッソーリ教育は、イタリア最初の女性医学博士のひとり、マリア・モンテッソーリによって開発された教育法です。同氏はもともと障がい児教育に携わっていましたが、やがて「同教育法は障がいのある子どもの教育だけに限定されない」という考え方から、同氏監督・指導の保育施設で一般的に適用されたのが始まりです。

◆モンテッソーリ教育の考え方と目的
モンテッソーリ教育の基本的な考え方は「子どもは生まれながらにして、自分自身を成長させ、発達させる力をもっている。したがって保護者や教師といった大人は、子どもの成長要求をくみ取らなければならない。子どもの自由を保証し、自発的な活動を助ける役割を果たすべきだ」というものです。
この考え方にもとづいて、責任感と思いやりをもった自立的な人間、一生を通じて学び続ける姿勢をもった人間を育てることが、モンテッソーリ教育の目的です。

◆モンテッソーリ教育における「整えられた環境」
モンテッソーリ教育を実践する幼児教育施設は「子どもの家」と呼ばれます。「子どもの家」では、以下の4つの要素を満たす「整えられた環境」が準備されていることがポイントです。

1.お子さまが自由に教具を選べること。
2.「やってみたい」とお子さまが思えるおもしろそうな教具があること。
3.社会性や協調性が促される、年齢縦断型のクラス編成をすること。
4.お子さま一人ひとりの発達段階に応じた環境を整備し、お子さまの自己形成を助ける教師。

モンテッソーリ教育って具体的に何をするの?内容や教具

モンテッソーリ教育では個性的な教具を使い、以下の5つの分野に分かれた教育を行います。

◆日常生活の練習
モンテッソーリ教育の基礎である課目です。大人が行う日常生活のさまざまな動作をまねします。たとえば、ひも通しによる縫う練習、まゆばさみによる箸を使う練習、金属磨きによる磨く練習などです。
日常生活の練習によって、お子さまは秩序立った体の動かし方を身につけるとともに、自立心や独立心を育みます。

◆感覚教育
感覚を洗練させ、ものの考え方を身につけさせる教育法です。感覚教具は、「対にする」「段階づける」「仲間分けする」という3つの操作法が組み込まれています。代表的な教具は、円柱さし、音感ベル、ピンクタワーなどです。

◆言語教育
言語発達を促す教育法です。絵と文字が書かれた絵カードや、文字を並べ替えて言葉や文章を作る文字カードを使います。語彙や文法、文章構成を学びます。

◆算数教育
数の概念の基礎、十進法、簡単な計算を学びます。代表的な教具は算数棒やビーズなどです。抽象的、論理的な力が身につきます。

◆文化教育
身近なものに触れながら、歴史や地理、生物、音楽について学びます。代表的な教具は世界地図パズルや時計などです。

ベネッセ 教育情報サイトより引用

 

モンテッソーリスクールの特徴

縦割りクラス
2歳半~6歳の年齢の違うお子さまがひとつのクラスで生活します。年上のお子さまが年下のお子さまの世話をしたり、年下のお子さまが年上のお子さまをまねたりするなかで、社会性や協調性を身につけます。

◆お仕事の時間
独特のモンテッソーリ教具を使った活動は、モンテッソーリ教育では「お仕事」と呼ばれます。これは教具を使う活動が自己形成という目的をもっており、特に目的のない一般的な遊びとは区別されるためです。
毎日1時間半~3時間程度、教具に自由に取り組む「お仕事の時間」が設けられています。なお保育時間すべてがお仕事の時間ということはなく、自由時間なども設けられていることが一般的です。

ベネッセ 教育情報サイトより引用

その他、説明会のお話の中で特徴的だなと思った点を書いておきます。

・宿題がないこと
家は子どもが安心して過ごせる場所でなければならないため、宿題を持ち帰るようなことはしない。

・学ぶプロセスを重視している
通常の学校は、先生が説明し終えた=生徒が理解しているととらえるが、子どもによって理解にかかる工程も時間も違う。だから、モンテッソーリでは学ぶプロセスを大切にしている。

・世界のどこでも学ぶことができる
世界中にモンテッソーリ教育を取り入れた学校があるため、世界のどこでも学ぶことができる。これは、転勤や移動のある家族にとっては、とても安心できる 要素だなと思いました。

 

まとめ

モンテッソーリ系の幼稚園を紹介するのはここが2校目です。どちらも幼稚園も教材や先生ライセンス、トレーニングの点からピュアモンテッソーリと呼んでよい学校だと思います。

違いは
チルドレンズパラダイスのほうが
・フィリピン人の割合が多い
・先生の判断で外遊びが含まれてくる
・庭が広く木も多いので外遊びがしやすい(クラスの前後になるけれど)

アバスのほうは
・ナショナリティが幅広い
・日本人の方もクラスに数人いる
・授業の一環で外で遊ぶことはあまりない
・庭は日影がないので外遊びはちょっとためらわれる

といういう感じでしょうか。

次回は、ちょっと日本の幼稚園に近い感じの学校のサマークラスをご紹介したいと思います。

この記事を書いた人

フィリピン留学CROSSXROADMiyu
1980年生まれ
4歳の男の子と0歳の女の子をフィリピン・セブ島で子育て中。

29歳までは絵にかいたような普通の人生を送っていたところ、タクさん(旦那さん)の世界一周旅行へ行こう!という提案がきっかけでちょっとだけ変わった人生へ。

フィリピン留学を経て世界一周し、2012年にセブ島で旅人たちのための英会話スクールCROSS×ROADを夫婦で立ち上げる。

2013年にセブ島で長男の優磨を、2017年に日本で長女の優月を出産し、2018年現在はセブ島で子育て中。

日本での子育てを経験したことで、やはり“セブ島子育てっていいな”と改めて実感し、CROSS×ROADで親子留学コースを新設しました。
たくさんのママさんに親子留学のことを知ってもらいたいという想いから、現在セブ島でのリアルな子育て模様をブログで発信しています。

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