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セブの夏休みを利用して幼稚園のサマークラスを体験してみるその1ーChildren’s Paradise Montessori School

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セブの夏休みを利用して幼稚園のサマークラスを体験してみるその1ーChildren’s Paradise Montessori School

ママにとって悩ましい夏休みが始まりました。夏休みなんて無ければいいのに、、、と何度生産性のない会話をママ友としたことか。

セブの夏休みは4月から始まります。なぜなら4月・5月が真夏だからです。

そのため学校の新年度は通常であれば6月から始まりますが、欧米に合わせて夏休みの時期をずらす学校が増えてきて、優磨の通っていた学校も4月6日に終了式をして、新学年が始まるのは7月以降だそうです。

 

つまり3か月間幼稚園がないわけです(;´д`)

 

ただ、よくよく調べてみると各いろいろな幼稚園がサマークラスを設けているとのこと。サマークラスをつないでいけば、半分くらいの期間は幼稚園に行けるし、これを機にいろいろな幼稚園を見てみるのもすごくいいことだなと前向きにとらえることにしました。

 

というわけで前置きが長くなりましたが、今週からChildren’s Paradise Montessori Schoolという幼稚園のサマーキャンプに参加しているのでその様子をご紹介します。

 

 

幼稚園での1日の様子

10:15になると、ゲートのところに集合し先生が先頭にたち、うしろに子供たちが全員で列になってくっつきます。
そして、歌を歌い子どもたちの(気持ち的な)準備ができると教室に移動を開始します。初日は泣きながら連れていかれる子もいましたが、2日目からはみんなひょこひょこ夢中で先生についていきましたヽ(^。^)ノ

 

授業が始まると私たち保護者(ベビーシッターが待機する場合も多い)はその辺で待機します。私は食堂のあたりでパソコンをぱちぱちしたり、優月と遊んだり。2時間しかないので、家に帰らずやっぱり待機しています。

優月はこの時間を利用して離乳食。この日はそうめんデビューしました。

 

子どもたちは教室に入ると思い思いの道具を手に取って遊びます(モンテッソーリではそれをWorkと呼びます)だから、お絵かきをしている子もいれば、本を読んでいる子も。一心不乱に豆のようなものを右の器から左の器へ動かしている子も←優磨はこれが好きです。

幼稚園の教室
小学校の教室

 

あれをしなさい、これをしなさい、という指示はなく、1日の決まったスケジュールもありません。

 

一つの教室にはマックスで30人の生徒が入り、15名に対して1人の先生と全体で1人のアシスタントの方がつきます。

 

思い思いのことをしていて大丈夫なの??と思いますが、先生がしっかり見て、ガイドが必要な時には手を差し伸べ、時には全体を巻き込んで歌を歌ったり、地図を広げたり。

1か月の目標、ここまで進もうという目標があり、普段は思い思いのことをしていても、全員が月のおわりにはその目標へ到達するように工夫されているそうです。

 

今日はみんなで外へ出てきました。私たち保護者の待機しているところを抜けて大きいほうの園庭まで行くとお花の前でみんなでのぞき込んで何やら話をしています。少しすると、サッカーボールを見つけて遊び始める子や、お城に登ってみる子も。そして、またみんなで教室へ戻っていきました。

広いほうの園庭にて。何をやっているのはわからないけど楽しそう。

 

私の横を通り抜ける際、「This is my mammy」と優磨。ママーと寄って来てしまわないか心配でしたが、普通にみんなと帰っていきました。

そして12:15分になるとまたひょこひょこ先生を先頭に列を作って出てきました。

何やらみんな手に紙きれを持っています。優磨はマジックで描かれた絵がホチキスで止められて絵本のようになったものを持ていました。

Children’s Paradise Montessori School

基本情報

住所:H.Abellana St,. Canduman,Mandaue City
電話番号:(+63)32-236-1254
Email:childrens.paradaise@gmail.com
Facebook:https://www.facebook.com/ChildrensParadiseMontessori/
教育方針:モンテッソーリ(ほぼ全員の先生がモンテッソーリの国際ライセンスAMI資格保有)
人数:4歳~6歳の場合、ひとつの教室にマックスで30名の生徒がおり、15名ずつ一人の先生が担当し、補助の方が教室に1人つくそうです。
幼稚園、小学校が同じ敷地内にあります。
園庭は大小のふたつがあります。
幼稚園は1か月から入学可能。小学校は短期の受け入れは基本難しい。
※そのお子さんにとって何がよいのかということを基準に柔軟に対応してくれそうです。

小さいほうの園庭

サマークラス情報(2018年)

期間ー4月30日~25日の4週間、
時間ー8:00~10:00と10:15~12:15の選択制
費用ー5,000ペソ(10,000円強)

通常クラスの情報(2018年度)

新学期開始日:2018年7月2日
時間:8:00-11:00 午後までの預かり保育をするか検討中
費用:76,000ペソ/年間
入学は随時受け付けています。

 

Montessori 教育とは

◆モンテッソーリ教育誕生の経緯
モンテッソーリ教育は、イタリア最初の女性医学博士のひとり、マリア・モンテッソーリによって開発された教育法です。同氏はもともと障がい児教育に携わっていましたが、やがて「同教育法は障がいのある子どもの教育だけに限定されない」という考え方から、同氏監督・指導の保育施設で一般的に適用されたのが始まりです。

◆モンテッソーリ教育の考え方と目的
モンテッソーリ教育の基本的な考え方は「子どもは生まれながらにして、自分自身を成長させ、発達させる力をもっている。したがって保護者や教師といった大人は、子どもの成長要求をくみ取らなければならない。子どもの自由を保証し、自発的な活動を助ける役割を果たすべきだ」というものです。
この考え方にもとづいて、責任感と思いやりをもった自立的な人間、一生を通じて学び続ける姿勢をもった人間を育てることが、モンテッソーリ教育の目的です。

◆モンテッソーリ教育における「整えられた環境」
モンテッソーリ教育を実践する幼児教育施設は「子どもの家」と呼ばれます。「子どもの家」では、以下の4つの要素を満たす「整えられた環境」が準備されていることがポイントです。

1.お子さまが自由に教具を選べること。
2.「やってみたい」とお子さまが思えるおもしろそうな教具があること。
3.社会性や協調性が促される、年齢縦断型のクラス編成をすること。
4.お子さま一人ひとりの発達段階に応じた環境を整備し、お子さまの自己形成を助ける教師。

モンテッソーリ教育って具体的に何をするの?内容や教具

モンテッソーリ教育では個性的な教具を使い、以下の5つの分野に分かれた教育を行います。

◆日常生活の練習
モンテッソーリ教育の基礎である課目です。大人が行う日常生活のさまざまな動作をまねします。たとえば、ひも通しによる縫う練習、まゆばさみによる箸を使う練習、金属磨きによる磨く練習などです。
日常生活の練習によって、お子さまは秩序立った体の動かし方を身につけるとともに、自立心や独立心を育みます。

◆感覚教育
感覚を洗練させ、ものの考え方を身につけさせる教育法です。感覚教具は、「対にする」「段階づける」「仲間分けする」という3つの操作法が組み込まれています。代表的な教具は、円柱さし、音感ベル、ピンクタワーなどです。

◆言語教育
言語発達を促す教育法です。絵と文字が書かれた絵カードや、文字を並べ替えて言葉や文章を作る文字カードを使います。語彙や文法、文章構成を学びます。

◆算数教育
数の概念の基礎、十進法、簡単な計算を学びます。代表的な教具は算数棒やビーズなどです。抽象的、論理的な力が身につきます。

◆文化教育
身近なものに触れながら、歴史や地理、生物、音楽について学びます。代表的な教具は世界地図パズルや時計などです。

ベネッセ 教育情報サイトより引用

 

モンテッソーリスクールの特徴

縦割りクラス
2歳半~6歳の年齢の違うお子さまがひとつのクラスで生活します。年上のお子さまが年下のお子さまの世話をしたり、年下のお子さまが年上のお子さまをまねたりするなかで、社会性や協調性を身につけます。

◆お仕事の時間
独特のモンテッソーリ教具を使った活動は、モンテッソーリ教育では「お仕事」と呼ばれます。これは教具を使う活動が自己形成という目的をもっており、特に目的のない一般的な遊びとは区別されるためです。
毎日1時間半~3時間程度、教具に自由に取り組む「お仕事の時間」が設けられています。なお保育時間すべてがお仕事の時間ということはなく、自由時間なども設けられていることが一般的です。

ベネッセ 教育情報サイトより引用

その他、説明会のお話の中で特徴的だなと思った点を書いておきます。

・宿題がないこと
家は子どもが安心して過ごせる場所でなければならないため、宿題を持ち帰るようなことはしない。

・学ぶプロセスを重視している
通常の学校は、先生が説明し終えた=生徒が理解しているととらえるが、子どもによって理解にかかる工程も時間も違う。だから、モンテッソーリでは学ぶプロセスを大切にしている。

・世界のどこでも学ぶことができる
世界中にモンテッソーリ教育を取り入れた学校があるため、世界のどこでも学ぶことができる。これは、転勤や移動のある家族にとっては、とても安心できる 要素だなと思いました。

 

日本の学校では、決められた時間に決められたことをやるのがスタンダードですが、それが良い、合っているという子どももいると思います。一方で、自分が興味を持ったものだったらどれだけでも集中していられるという子どももいます。どちらの教育方法が良い、悪いではなく、大切なのはお子さんに合った環境を探すことなんではないかと思います。

 

 

この記事を書いた人

フィリピン留学CROSSXROADMiyu
1980年生まれ
4歳の男の子と0歳の女の子をフィリピン・セブ島で子育て中。

29歳までは絵にかいたような普通の人生を送っていたところ、タクさん(旦那さん)の世界一周旅行へ行こう!という提案がきっかけでちょっとだけ変わった人生へ。

フィリピン留学を経て世界一周し、2012年にセブ島で旅人たちのための英会話スクールCROSS×ROADを夫婦で立ち上げる。

2013年にセブ島で長男の優磨を、2017年に日本で長女の優月を出産し、2018年現在はセブ島で子育て中。

日本での子育てを経験したことで、やはり“セブ島子育てっていいな”と改めて実感し、CROSS×ROADで親子留学コースを新設しました。
たくさんのママさんに親子留学のことを知ってもらいたいという想いから、現在セブ島でのリアルな子育て模様をブログで発信しています。

いただいたコメント

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 初めまして 教えてください。すごく興味があり 8月だけでも1ヶ月だけ、現地の幼稚園にいきたいのですが、3歳になる男の子です
    今は日本のインターナショナルスクールに行っています   1ヶ月だけとか可能なのでしょうか? 語学学校より幼稚園にかよわしたいのですが よrしくおねがいします

    • こんにちは!
      コメントをいただきありがとうございます。

      学校によって受け入れ可能なところとそうでないところがあるのですが、この記事の学校は8月時点まだで3歳ならば可能かもしれません。
      また、ケンブリッジ、モンテッソーリスクールオブジョイ、アバス(モンテッソーリ系)の3校も短期で入学可能だと思います。

      すべてセブの私立の幼稚園で学校のプログラムは英語で行われます(^^)

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