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フィリピン親子留学って危なくない?セブ島の治安情報をママ目線でまとめました

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フィリピン親子留学って危なくない?セブ島の治安情報をママ目線でまとめました

親子で留学となると一番気になるのは治安かと思います。

一般的なイメージで言うとフィリピンは治安の悪い国ではないでしょうか。

フィリピン留学したいというと、
「フィリピンなんて危ないところに子どもと行くなんて」
と家族や周りの人に心配もしくは反対されたという話もよく聞きます。

だからと言って、イメージや行ったことのない人の声に従って自分のやりたいことをあきらめるのはもったいない!

大切なことは、セブ島の治安が実際にはどうなのか、自分できちんと情報を集め、自分自身と周りの人も安心できるようにすることではないでしょうか。

 

というわけで、セブ島で5年ほど子育てをしているママの目線で実際のところどうなのか、そして、犯罪以上に気を付けてほしいこともお伝えしたいと思います。

 

 

セブ島は子連れでも大丈夫?

単刀直入に言いますがセブ島は子連れでも大丈夫です。私自身、子どもを連れて危ない目にあったことは1度もありません。だからこそ5年もセブ島で子育てをしていますしね。

また、クロスロード(私たちが運営する英語学校)にはすでに1,000名ほどの卒業生さんがいますが、セブ島で身の危険を感じるような目にあった方もいらっしゃいません。

客観的なデータも見てみましょう。

引用:外務省海外安全ホームページ

外務省が開示しているエリア毎の危険情報でも、
セブ島は=レベル1→”十分注意してください”にあたります(2018年5月現在)。

これはほかの東南アジアの国々と一緒、つまり微笑みの国タイと同じレベルです。

もっと詳しい治安情報の記事はこちら
「フィリピンの治安情報まとめ|留学生が自分を危険から守る対策7つ」

私がセブと日本の子育てを経験して感じるのは、セブの人は子どもが大好きでかつ「子どもが子どもらしくいて当然」と考えているので、セブ島での子育てはママである私自身にとっても精神的にすごくらくだということです。公共の場で子どもが騒いだり、駆けまわったりすることも子どもが危なくなければあまり気にしません。

そして、下記にセブで起こりやすい犯罪を書きましたが、そちらを見ていただければわかるように、ほとんどが子連れで行かないような場所、時間帯に起こります。つまり、子連れで普通に生活するような場合に遭遇するような犯罪、ましてや身の危険を感じるようなものは考えづらいのが現状です。

実際にセブに来てみたら、怖さをよりも、人々の温かさ、優しさに触れられる幸せを感じられると思います。

人懐こいこどもたたち

 

子どもが大好きで、レストランの店員さんが抱っこしていてくれる時も。「あったかいうちに食べて~」って

なぜ治安が心配されるのか?

報道によるイメージ

確かに、フィリピンの首都マニラでの凶悪な事件のニュースはたびたび日本で耳にしたことがあるように思います。けれどもそういった事件のほとんどは怨恨などによるもので、留学生が被害に合うようなものではありません。

ドゥテルテ大統領になって

大統領が変わってどうですか?治安は悪くなっていないですか?と日本の方とお話していると話題になることがよくあります。日本でのニュースでは、大統領の強硬な姿勢のイメージが強いかもしれませんが、普通に暮らしている市民には関係がなく、むしろ大統領になってかから治安は良くなっています。

イスラム過激派のイメージ

フィリピン南部のミンダナオ地方でISISとつながりのあるイスラム系武装組織と政府軍との衝突がありました。それ以前もイスラム系の一部の武装組織が反政府活動や勢力争いを繰り広げていましたが、これらは一部の地域であって、ミンダナオ島の中でも治安もよい場所もありますし、セブ島は先に記載したように日本の外務省のHPでもレベル1の”十分注意してください”にとどまっています。

安全にすごすためにセブで多い犯罪の種類と場所を知る

上記で述べてきたように、セブ島の治安は世間一般に思われるほど悪くありません。ただし、スリや置き引きの被害はかなり多く、そういう時には「やはり日本とは違うんだ」とお思い知らされるのも事実です。

私自身もスリ1回、置引き1回の被害に合っていますし。

ただ、これらの起こりやすい場所・状況もわかっていますし、私たちの行動で防ぐことのできるものがほとんどです。ですので、「治安が悪いらしい」と不安になるのではなく、安全に過ごすポイントを抑えていただいたら良いのではないかと思います。

セブで最も多い、そして留学生が遭遇する可能性が高い犯罪は窃盗の類です。特にスリと置き引き。これらを生業としている”プロ”集団がいて、まったく気づかないうちにものがなくなっています。身体に被害はないものの、せっかくの留学生活がたのしめなくなってしまうので、事前にきちんと情報を確認し被害に合わないようにしたいものです。

スリ、置き引き

統計をとったわけではありませんがこの順で多いように思います。

1.クラブ

  • 種類:スリ
    お子さん連れでクラブへは行かないと思いますが念のため。まぁ、人が集まりお酒も入っていいるとなると、カモがおどっているように見えていると思います。

<対策>
クラブへ行く際には貴重品はおいていきましょう。

 

2、ジプニー(乗り合いバス)

  • 種類:スリ
    ジプニーも乗らないのが一番ですが、フィリピンのローカルな交通手段として乗ってみたい!と思いますよね。ちょっとした外出にはジプニーは便利ですし。

<対策>
乗らない。
乗る場合、荷物は前にもってチャックの部分をしっかり持つ。
必要な小銭は前もって出しておいて、かばんをむやみに開かない。
ポケットに貴重品を入れない。
小銭を落としたり、髪にや服に何かついていると言われた場合は無視する。丁寧に対応している間に貴重品が無くなります。

 

場所:モール、レストラン

  • 種類:スリ、置き引き
    セブのモールは大きく綺麗で日本にいるような感覚になりがちですが、観光客が多く集まる場所でもあるので、やはりスリは多いです。また、レストランでの食事中に背中と椅子の背もたれの間に置いておいたバッグがなくなっていた!なんてことも。上の2つのように「行かない」「乗らない」というわけにはいかないと思います。けれども、子どもと一緒だと何かと気を取られてしまうもの。子連れの場合は一番気を付けたい場所ですね。

<対策>
かばんは常に身につけておく。(座った時も肩にかけたままにして膝の上にカバンを置いておく。)また、バックパッカーをしている人はよくやるのですが、ダイヤル式のカギや、お財布にチェーンを付けて置くことも有効です。相手はプロで、盗りやすい人を瞬時に見分けます。つまり「あの人は盗りにくそうだ」と思わせることがすでに防犯の一つになるのです。

 

私が遭遇した2つの犯罪

私の場合は、込み合ったジプニーでまったく気づくことなくお財布が抜かれていました。置引きの被害に会った時は、大人数でレストランで食事をしていましたが、子どもの世話をするためにバッグをベビーカーの上に置いていて、気づいたらなくなっていました。その間に、時間を訪ねてきた人がいたので、今思えばその人がお取りになって他の人が持って行ったのではないかと思われます。バッグのチャックを抑えて盛っておく、手元に身につけておくなどで防げたことだと思います。

 

強盗/ホールドアップ

強盗は暗くなってから人気のない場所やジプニー内で起きることがほとんどです。

ですので、暗くなってからの外出は極力避け、必要な時はタクシーやGrabを利用しましょう。

※タクシーはホテルやビレッジ、モールのタクシー乗り場なので乗ると乗車の控えが取られるので安心です。

私の経験では、ズル(正規のタクシー乗り場ではないところから声をかけてくる)をしようとするタクシーの運転手は質が悪いです。危ない目にあったことはありませんが、ぼったくろうとする傾向にあるので、時間がかかっても正規の場所から乗ることをおすすめします。

 

トランプ詐欺

モールなどで親し気に声をかけてきて、仲良くなったところで「家へこないか?」と誘われ、家に行くと「賭けをしよう」となり、最初は勝たせておいて最後に大きい金額でまけさせられます。その場で現金が無いとモールまで連れていかれ、その場で現金を引き落とさせたり、高額なものを買わせたリします。こんな詐欺には引っかからないよ!と思っていても実際にこの手の詐欺の発生事例が報告されています。

 

 

お子さん連れで安全に過ごすための3つのポイント

  1. 混雑した場所ではバッグを前に抱えるように持つ(私はチャックの部分を抑えるようにしています)※バッグには鍵を、お財布にはチェーンをつけておくとよいです
  2. 暗くなってからむやみに出歩かない/必要な時には信頼できるタクシーもしくはGrabを使う
  3. 知らない人についていかない、知らない人からもらった食べ物は口にしない

子ども連れだと何かと意識が子どもにいって荷物などに集中できなくなるので
できるだけ荷物は少なくしておくこと、貴重品などは肌身離さず持っていられるようにしておくこと。

そして、スリやひったくりにあってしまった場合に被害を最低限にするために最低限のお金持ち歩く、パスポートは持ち歩かない、カード類は分散させるようにしましょう。

万が一ひったくりや、強盗に合ってしまった場合には、抵抗したり追いかけたりはしてはいけません。
物はなくなってもなんとでもなります。子どもと自分の身の安全だけを考えましょう。

 

 

親子留学で犯罪以上に気を付けたいこと

 

セブの道路。信号、横断歩道はほとんどない。横断歩道はあっても歩行者が優先されないので意味がないと思ってください。

 

5年間セブで子育てしていても未だに怖いのは上記にあげた犯罪よりも何よりも交通事故です。フィリピンではというか日本以外の国では、車が優先の社会になります。セブは信号も横断歩道も一般的ではありません。日本だったら2車線くらいの道路に勝手に4車線くらいつくるのもざらでまさにカオスです。地元の人も、道路を一気に渡ることはせず、半分までわたって反対側の様子を確かめてから渡ります。ですので、お子さん連れの方は特に交通事故に気を付けていただきたいです。慣れるまでは近場でもタクシーを利用したり、慣れている人や現地の人に習って移動してください。

 

まとめ

実は私にとって東南アジアの国(もっというと先進国と言われる国以外)の国へ来たのはセブ島が初めてでした。来る前も、到着してからも最初はとても不安でした。やはり治安が悪いと聞いていいたし、周りの人にもいろいろ心配されていたので。

でも、えいやって来てみたら、人々はおおらかかで優しく、過ごしやすい場所でした。だからこそここでビジネスを始めたし、子育てをセブですることにも迷いはありませんでした。

日本と同じように治安が良いとは決して言えませんが、ここが外国であるという意識を常に持ち、ポイントを抑えて行動することでお子さん連れでも快適に過ごすことができます。

これを読んでいただいている方はセブ島の治安に不安がある、でも親子留学もしてみたい!という方だと思います。是非ぜひ実現されてください。きっとかけがえのない親子の時間となることと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

フィリピン留学CROSSXROADMiyu
1980年生まれ
4歳の男の子と0歳の女の子をフィリピン・セブ島で子育て中。

29歳までは絵にかいたような普通の人生を送っていたところ、タクさん(旦那さん)の世界一周旅行へ行こう!という提案がきっかけでちょっとだけ変わった人生へ。

フィリピン留学を経て世界一周し、2012年にセブ島で旅人たちのための英会話スクールCROSS×ROADを夫婦で立ち上げる。

2013年にセブ島で長男の優磨を、2017年に日本で長女の優月を出産し、2018年現在はセブ島で子育て中。

日本での子育てを経験したことで、やはり“セブ島子育てっていいな”と改めて実感し、CROSS×ROADで親子留学コースを新設しました。
たくさんのママさんに親子留学のことを知ってもらいたいという想いから、現在セブ島でのリアルな子育て模様をブログで発信しています。

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