以前クラスの中でルールを守れない子どもがいる場合の話をしている時に、こんなやり方もありますよと紹介してもらった本。購入したまま数カ月開いていなかったものの、自粛期間が長くなるにつれ優磨がわがまま放題になっているような気がしてきてどうしたものか。。。と思い、この本をようやく手に取ってみた。
<内容>
おおまかに三部構成
1.「やめさせたいこと」をやめさせる方法
2.「やってほしいこと」をやらせる方法
3.親子の絆を深める
もし、ブログを読んで気になってカウント方式をやってみたい!を思われた方は、必ずきちんと本を読んでみてください。もし今すごく困っている!という状況でなければ、3→2→1の順番に読んでいただきたいなと思います。
みゆメモ
1.「やめさせたいこと」をやめさせる方法
このときに使えるのが題名にもある1.2.3方式。やってほしくないという行動をとった時に、1回目、2回目とカウントしていき、3回目を数えたときには数分のタイムアウト。初めてした行動の場合にはカウントをする前に、なぜそれをしてほしくないか説明するのが、それ以降は説明をしない。この時に大事なのは怒らないこと、理由を説明しないこと。ただ、冷静に「1回目」と言うだけ。タイムアウトというのは、場所を移動して5分ほど1人で過ごす時間。(時間は年齢ややったことの重大さなどによりかえてよい)。このタイムアウトの間は、”一人で”ゲームなどをせずに過ごす。
著者によると、毎回子どもに怒る理由を説明するのは、”子どもは小さな大人である”という考えからが根底にあるからだという。根気強く言って聞かせれば「そうだね、ママが正しいね」と言ってくれると信じていると。けれども、子どもは言ったからといってそれを理解できないこともあるし、理解できたと思っても同じ行動を繰り返してしまうもの。それを、わかっているはずだと思ってしまうと、怒鳴ったり、時には手を挙げてしまうことに繋がってしまう。
確かに!私も、何かあったときに、注意する→くどくど言う→話に集中しない息子にさらにイライラしてすごく怒る、という負のスパイラルに陥いること多々。優磨が3歳半くらいの時に「わざと繰り返してママを困らせているの!!」と泣いたことがあったけ。そんなことないと今の私なら言えるけど、、、
このやり方を実践してみて最初に感じたのは”怖い”ということ。なぜなら驚くほどすんなりいったから。だから、これを繰り返したら優磨を私の思い通りになる子どもにしてしまうのではないかと。私にこの本を紹介してくださった方も、絶対にやってはいけない「噛みつく」などの時にしか使ったことがないとのこと。
それで、私はこのカウント方式をやめることにした。
でも、最近優磨の方から「ママ、カウント忘れてる。僕はカウントしてくれた方がいい、ママが怒らないから」と言われたので再会することに。
というわけで再開して数日。たしかに、優磨にはとても相性が良いやり方かもしれないと考え方が変わってきた。
優磨の場合、自分の行動にあまり自覚的ではなく、本能と行動が直結するので、「1回目」と声をかけることでと「あ、僕今やっちゃいけないことやってたんだ」って”自覚”し、タイムアウトは嫌なので”気を付ける”につながっているように思える。
この時、私はカウントが罰ではなく落ち着くための時間であるということ、「ママもタイムアウトになってほしくない」というメッセージを醸し出すことをやっていて(それがいいかわからないけれど)、カウントを再開してからは私の怒る回数が激減しているし、支配的になることもなく使えている。
2.「やってほしいこと」をやらせる方法
これは、1のカウント法のようにすぐに効くようなものはなく、”習慣化”させることこそが近道だと書かれている。納得。というわかけで、我が家は優磨が帰宅してご飯を食べて一呼吸置いたらいったん机に向かう。を習慣化すべく取り掛かかることに。その分そのあとはゆったり過ごしせているし、今のとろスムーズ^^
あとはキッチンタイマーを使うこと。優磨はご飯に1時間くらいかかってしまうので、皆が食べ終わってから10分で設定して食べ終わらなければ、洗い物は自分でやってもらうことに。ご飯に時間がかかる理由は”おしゃべり””ふらつく”で、その都度ガミガミ言う私も言われる優磨も嫌なので、これもタイマーのおかげでよい感じかなと。
そのほかにも、チェック表を付けるなど実用的なものが載っているけれど、こちらは優磨の年齢が上がって行動がもう少し複雑なものになってからでもいいかなと。
3.親子の絆を深める
個人的にはこの章を一番に持ってきて!という内容。だって、どんな方法をとるにしろ、親子の絆がベースになければうまくいかないし、むしろ子どもを支配してしまうことになりかねないから。
では絆を深めるには?
まずは「よい聞き役になること」
”相手の言いたいことや考えを、相手の立場に立って理解する”ことと”適切な受け答えをして、話し手に自分の理解した内容を確認する”こと。
そのためのポイントは
1.しっかり心構えをする
↑これこれ。これをしてから出ないと本当に「聞く」は無理だなぁと思う。ついつい答え、やアドバイスを言いたくなってしまう。
2.きっかけづくり
3.質問に価値観を含まない
4.共感を示す
5.確認、または要約する
そして覚えておきたいのは「聞く」の反対は「過剰な指導」であること。
こまごまと指導することで、子どもはいらいらしたり自分を過小評価してしまう。頭ではわかっているのだけどついついやってしまうやつ。
そして、”本当の魔法”とは1対1を楽しむこと。本の中でも、最近は「家族みんなで」という気持ちが強すぎるように思うと書かれていたけれど、私もそうだった!みんなで何かやろうなんて優月2歳には無理な話で、それでもやろうとするとみんながいろいろな我慢が発生してイライラして、結局楽しくなかった、、、なんて経験が多い私。
でもたまに1対1でかつ時間的にも余裕をもって過ごす時には子どもたちの可愛さが倍増!
そっか、だったらそういう時間を増やせばいいんだ!とやっと気づくという💦
また、怒ることが増えてきたら読み返そう。